Node.jsのRedisクライアントnode-redisとioredisの両方が、GitHubのredis organization配下になっていたという話

Node.jsでのRedisクライアントの有名どころといえば、node-redisとioredisかと思います。

どちらを使うか迷うところかなと思うのですが、この2つは両方ともGitHubのredis organization配下になっていることに気づいたので
その他ちょっとしたことと一緒にメモ。

node-redis

ioredis

GitHub リポジトリーはそれぞれ以下です。

node-redis

ioredis

GitHub organizationを見ると、両方ともredis organizationに属していることになっています。

node-redisは、もともとこちらのorganization配下にありました。

ioredisはもともとこちらの方が開発していて、リポジトリーもこの方に属していました。

ここで、RedisのWebサイトのクライアントのページを見てみます。

オフィシャルクライアントはこうなっていて、ここにnode-redisが含まれています。

オフィシャルクライアントについては、星がつくようになっています。

ioredisについては、redis organization配下にいる割には星がついていません。

どういう位置づけなんでしょうね？

これに気づいたのは、Node.jsのRedisクライアントを見直していて、ioredisのリリースが随分止まっていることに気づいたのが
きっかけです。

現時点で5.3.2が最新版ですが、それから1年近くリリースも更新も止まっています。

それから、こちらのissueを見るとioredisがredis organization配下に移動したことと、ここに書かれているコメントを見るとioredisに
ついてはちょっと微妙な気分になるのですが。

ioredisがredis organization配下に移ったのは少なくとも2023年6月くらいかなと。

作者の方がREADME.mdの参照先を個人配下からredis organization配下に変更しています。

一方で、先ほどのissueを見ると同じ人がnode-redisに対してioredisとの関係を質問しています。

これを見るとまた微妙な感じがするのですが、今後のメンテナンスはnode-redisに一本化されるんでしょうか？

ちなみに、node-redisがredis organization配下に移ったのは2021年にリリースされたnode-redis 4.0.0の時みたいですね。

ioredisが今後どうなるかは、作者のXを見たりしてもよくわかりませんでした…。ioredisが（node-redisもですが）redis organization配下に
移ったことも特に情報が出ていなさそうでしたし…。

CLOVER🍀