これは、なにをしたくて書いたもの?
前に、OllamaをWeb UIで操作できるツールのひとつとして、Open WebUIを扱いました。
Open WebUIを使って、OllamaをWeb UIから操作する - CLOVER🍀
Open WebUIを使うと簡単にRAGを試せるようなので、1度使ってみたいと思います。
Open WebUIのRAG
Open WebUIのRAGの機能について書かれたページはこちらです。
🔎 Retrieval Augmented Generation (RAG) | Open WebUI
見ていると、チャット欄に#
に続けてローカルファイルまたはURLを入力することで、指定したドキュメントを使ってくれるようです。
こちらを試してみようというのが今回のお題です。
環境
今回の環境はこちら。
$ bin/ollama serve $ bin/ollama --version ollama version is 0.6.2
モデルはGemma 3 4Bを使います。
Open WebUIは0.5.20を使います。
Open WebUIのRAGを試してみる
このブログで扱っている内容で、LLMが答えられなさそうな(?)WildFly Glowについて聞いてみました。
Gemma 3はどうやらWildFly Glowのことを知らないようですが、知っているかのように返してきますね。
では、ここで外部のWebページを情報として与えてみたいと思います。最初にWildFly Glowについて書かれていた、こちらのブログエントリーが
よいでしょう。
WildFly Glow, an evolution of WildFly provisioning
チャットは新しく開始することにします。
#
の後に続けてURLを入力すると、こんな表示に切り替わります。
このままEnterを押すと「ドキュメント」という表示されます。
この状態でもう1度同じことを聞くと、参照先のブログエントリーの内容を考慮した内容で答えてくれました。
よいですね。
ちなみに、自分もWildFly Glowについてのエントリーを書いていたので、こちらを入力にして聞いてみます。
WildFlyのプロビジョニングをWildFly Glow × WildFly Maven Pluginで試す - CLOVER🍀
結果。
自分が書いたエントリーはWildFly Glow自体の説明よりも他の内容が多いからか、なんか微妙に薄い内容になりましたね…。
ドキュメントは複数与えることもできます。ひとつずつ、ドキュメントとして確定させていけばOKです。
先にWebページを参照する例を挙げましたが、ローカルファイルを参照することもできます。
Open WebUIにファイルをドラッグ&ドロップするか
「+」の部分からファイルをアップロードしたりできます。
こんなところでしょうか。
おわりに
Open WebUI+OllamaでRAGを使ってみました。
ソースコードを書かずに簡単にRAGを試せるのがよいですね。
ただ、自分の環境だとRAGを動作させるとかなり重くなりますが…。Gemma 3の4Bモデルを使ったことも効いていますが、1Bまで下げて
しまうとRAGを使った時に日本語を話してくれなくなりました…。