「mvn verify」や「mvn package」でSourceとJavadocのJARファイルを生成する

Maven Release Pluginではなく、単純に「mvn verify」や「mvn package」でSourceやJavadocのJARも生成したい場合。

それぞれ、Maven Source PluginとMaven Javadoc Pluginを使えばOKみたいです。

Apache Maven Source Plugin – Introduction

Apache Maven Javadoc Plugin – Introduction

参考）
Maven – Cookbook - How to attach source and javadoc artifacts

Sourceの場合

例えば、「mvn verify」でSourceのJARファイルを生成するようにする場合、pom.xmlに以下のプラグイン設定を
加えます。

            <plugin>
                <groupId>org.apache.maven.plugins</groupId>
                <artifactId>maven-source-plugin</artifactId>
                <version>3.0.1</version>
                <executions>
                    <execution>
                        <id>attach-sources</id>
                        <phase>verify</phase>
                        <goals>
                            <goal>jar</goal>
                        </goals>
                    </execution>
                </executions>
            </plugin>

「mvn package」で生成させるようにしたければ、「phase」の部分を「package」にすればOKです。

今回の例の場合は「mvn verify」を実行すると、本体のアーティファクトと一緒にSourceのJARファイルが生成されます。

goalについては「jar」を指定しましたが、場合によっては「jar-no-fork」を指定してもよいでしょう。
※文字通り、forkするかどうかの違いです

参考）
Apache Maven Source Plugin – Usage

Javadocの場合

Javadocの場合は、次のようになります。

            <plugin>
                <groupId>org.apache.maven.plugins</groupId>
                <artifactId>maven-javadoc-plugin</artifactId>
                <version>2.10.4</version>
                <executions>
                    <execution>
                        <id>attach-javadocs</id>
                        <phase>verify</phase>
                        <goals>
                            <goal>jar</goal>
                        </goals>
                    </execution>
                </executions>
            </plugin>

こちらで、Sourceの時と同様「mvn verify」時にJavadocのJARファイルが生成されます。

「mvn package」で生成したければ、「phase」の「verify」の部分を「package」にするとよいでしょう。

ひとこと

これで、「mvn install」や「mvn deploy」でもSourceやJavadocのJARファイルが生成、デプロイおよびローカルインストールされるようになります。
覚えておきましょう。