これは、なにをしたくて書いたもの?
GitLabを使うことがそこそこあるのですが、インストールする時にCommunity Edition(ce)としたらいいのか
Enterprise Edition(ee)としたらいいのか迷います。あ、無償版の話です。
反射的にCommunity Editionを選ぶのですが、ちゃんと違いを押さえていなかったので調べてみました。
ちなみに、なにも考えずにインストール手順に従うとEnterprise Editionをインストールすることになります。
Download and install GitLab | GitLab
Pricing?
GitLabにはFree、Premium、Ultimateの3つのプランがあります。
3つのプランの間には機能差があることがわかります。
Self-Managed Feature Comparison
ただ、ここでEditionという概念は登場しません。どうなっているのでしょう?
この話は、ドキュメントとしては以下に書かれています。
GitLab tiers / History of CE and EE distributions
2020年9月22日にリリースされたGitLab 12.3以降、それまでCommunity EditionとEnterprise Editionがそれぞれ別々の
ソースコード、ドキュメントで管理されていたGitLabはひとつのコードベースに移行したようです。
GitLabを無償利用する場合、Community EditionとEnterprise Edition(Free)のどちらかから選ぶことになるようです。
Community EditionとEnterprise Edition(Free)で使える機能は同じです。差が出るのは有料プランにアップグレードする場合で、
Enterprise Editionを使っていればライセンスキーの適用だけで済むところをCommunity Editionだと再インストールが
必要になるようです。
つまり、使える・使えないに関わらず商用機能に関するモジュールが完全に含まれないのがCommunity Editionだという
ことですね。
コードベースをひとつにしたことに関するブログエントリーはこちらです。
Update: Why GitLab uses a single codebase for Community and Enterprise editions | GitLab
本筋ではありませんが、このGitLab Handbookの存在を知りませんでした。
GitLabのフッターにも載っていました。
The most-comprehensive AI-powered DevSecOps platform
ある程度は知っていたのですが、よく忘れるのとその度に「なにが違うんだっけ?」となるのでメモとして。