Ubuntu Linux 18.04 LTSに、Grafanaをインストールしてみます。
Grafana - The open platform for analytics and monitoring
DebianおよびUbuntuでのインストール方法は、こちらを参照します。
Installing on Debian / Ubuntu | Grafana Documentation
インストール方法は3つあり、debファイルからインストールする方法と、aptリポジトリを追加してインストールする方法、
それからtar.gzからインストールする方法。
それぞれ、やってみましょう。
対象のGrafanaのバージョンは、5.3.4とします。
debファイルからインストールする
debファイルからインストール場合は、シンプルにダウンロードしてdpkgコマンドで。
ダウンロードページは、こちらです。
Download Grafana | Grafana Labs
インストール。
$ wget https://dl.grafana.com/oss/release/grafana_5.3.4_amd64.deb $ sudo dpkg -i grafana_5.3.4_amd64.deb
libfontconfigのインストールが必要になる場合があります。
aptリポジトリを追加してインストールする
aptリポジトリを追加してインストールする場合は、次のように。
$ sudo sh -c 'echo "deb https://packagecloud.io/grafana/stable/debian/ stretch main" >> /etc/apt/sources.list' $ curl https://packagecloud.io/gpg.key | sudo apt-key add - $ sudo apt update $ sudo apt install grafana
tar.gzファイルからインストールする
tar.gzをダウンロードして展開。
$ wget https://dl.grafana.com/oss/release/grafana-5.3.4.linux-amd64.tar.gz $ tar xvf grafana-5.3.4.linux-amd64.tar.gz
起動。
$ cd grafana-5.3.4 $ bin/grafana-server
この場合、各種ディレクトリの情報はこんな感じになります。ログ出力先や、設定ファイルの配置場所もこの中で
完結するようです。
$ ls -l total 52 -rw-r--r-- 1 xxxxx xxxxx 11358 Nov 13 12:21 LICENSE.md -rw-r--r-- 1 xxxxx xxxxx 108 Nov 13 12:21 NOTICE.md -rw-r--r-- 1 xxxxx xxxxx 4628 Nov 13 12:21 README.md -rw-r--r-- 1 xxxxx xxxxx 5 Nov 13 12:29 VERSION drwxr-xr-x 2 xxxxx xxxxx 4096 Nov 13 12:29 bin drwxr-xr-x 3 xxxxx xxxxx 4096 Nov 13 12:29 conf drwxr-xr-x 6 xxxxx xxxxx 4096 Dec 2 13:25 data drwxr-xr-x 12 xxxxx xxxxx 4096 Nov 13 12:29 public drwxr-xr-x 5 xxxxx xxxxx 4096 Nov 13 12:29 scripts drwxr-xr-x 3 xxxxx xxxxx 4096 Nov 13 12:29 tools $ ls -l data total 420 -rw-r--r-- 1 xxxxx xxxxx 409600 Dec 2 13:25 grafana.db drwxr-xr-x 2 xxxxx xxxxx 4096 Dec 2 13:25 log drwxr-xr-x 2 xxxxx xxxxx 4096 Dec 2 13:25 plugins drwx------ 2 xxxxx xxxxx 4096 Dec 2 13:25 png drwx------ 3 xxxxx xxxxx 4096 Dec 2 13:25 sessions
debファイルおよびaptリポジトリからインストールした場合の、起動停止やディレクトリ構成など
debファイルやaptからインストールした場合はsystemdやinit.dに登録されているので、管理が簡単になります。
また、ログの出力先や設定ファイルの配置場所も決まっているので、合わせて書いていきます。
systemdを使っている前提で。
有効化。
$ sudo /bin/systemctl daemon-reload $ sudo /bin/systemctl enable grafana-server
起動。
$ sudo systemctl start grafana-server.service
停止。
$ sudo systemctl stop grafana-server.service
起動したGrafanaには、「http://[Grafanaが動作しているホスト]:3000」でアクセスできます。
各種ディレクトリやファイルの情報は、インストールページに書かれています。
Installing on Debian / Ubuntu | Grafana Documentation
ログファイルの場所。
/var/log/grafana/grafana.log
環境変数を使った設定ファイルは、こちら。
/etc/default/grafana-server
データベースは、以下のディレクトリにSQLite3のファイルが置いてあります。
/var/lib/grafana/grafana.db
データベースを、MySQLやPostgreSQLに変更することもできるようですね。
設定ファイルは、こちら。
/etc/grafana/grafana.ini
こんなところで。