5/24に、東京マリオネットホテルで開催されたJava Day Tokyo 2016に参加してきました。
平日ですが、今回は会社的に研修扱いということで、堂々と行ってきました。私服ですけれど。
Java Day Tokyoは、初めての参加です。行ったことない場所だったので、若干迷いながらなんとか会場へ。
参加したセッション
今回参加したセッションは、こちらです。
[Keynote] Innovate, Collaborate, with Java
複数の登壇者が、これからのJavaのポイントやIoT、クラウドまわりの話を中心に行ったり、デモをしたりしていました。ドローンとPepperが出てきたのには、ちょっと驚きましたね。損害保険ジャパンさんのJava EEへの移行の話もありました。それにしても、次のJava EEは登場がいつになるのでしょう…。
[1-C] ゴールドマン・サックスのオープンソースへの取り組み
ゴールドマン・サックスの伊藤 博志さんによるセッション。ユーザー企業としては一風変わっていて、OSSの活用や貢献でいろいろ活動をしているという話でした。Elasticsearchを独自にビルドして運用していたり、GS Collections/Eclipse Collectionsの話は今回初めてまともに聞いたので、新鮮でした。Elasticsearchをかなり大規模に運用していて、その数字を見て驚きましたね。
[2-C] Java EE 7アプリケーションとWebセキュリティ
株式会社FCSの浦上 太一さんのセッション。Java EEを使ってのセキュリティの取り組みということで、社内システム中心でXSS対策を中心に考えていた頃から、公開するシステムを作ってそこからセキュリティ対策と向き合うようになったというお話。自分はJSP/JSFをほとんど使っていないので、XSSをこの両仕様の範囲でどう対策するかや、JPAでの対策などが聞けてよかったなぁと思います。とても実践的でした。ただ、EEでカバーしきれない範囲もけっこうあったので、そのあたりは説明がちょっとつらそう?と思いました。このあたりは、IPAや書籍などを参考にしつつ、地道にやっていくしかないですよねぇ。
[3-C] Java Concurrency, A(nother) Peek Under the Hood
日本オラクル株式会社のデイビッド・バックさんによるセッション。書籍「Java Concurrency in Practice」の内容をプレゼンにしたような内容で、複数スレッドにおけるJavaのメモリモデルの注意点や、Client VMとServer VMのJITコンパイル後の挙動の差をデモで示したりと、あまり人から聞けないタイプの発表だったのでかなり面白かったです。聞けてよかったセッションのひとつでした。
[4-E] 実践して分かったJavaマイクロサービス開発
Acroquest Technology株式会社の谷本 心さんによるセッション。アプリケーションを順を追ってマイクロサービス化していった時にうまくいったことや、悩んだことを実際の業務で得た経験からお話しされていて、生々しい話としてはとても面白い話だったと思います。自分がアプリケーションをマイクロサービスとして開発することになるかどうかは微妙なところですが、気にするポイントやマイクロサービスを支えるテクノロジーというのはやっぱりある程度押さえていた方がよいと思うので、勉強しなくちゃなぁと思いました。
あと、個人的にはHazelcastの話がちょっと聞きたかったです。
閉会してから
品川駅付近で、10名ほどで2次会的なものへ。ここでもお初にお話しする方がいらっしゃいましたし、乾杯を振られたりでめっちゃドキドキしていました…。とはいえ、いろんな話ができて楽しかったです。
社内の方がこのJava Day Tokyoで発表するということがきっかけで今回初めて参加しましたけれど、CCCとはまた違った雰囲気で参加できてよかったなーと思いました。
平日開催だと次の機会に参加できるかどうかは微妙なところがある気がしますが、できればまた参加できたらいいなぁと思います。
運営の方々、発表された方々、会場でお会いした方々、ありがとうございました!!