2013年、最後のエントリになります。
はてなでブログを始めて、2年半ほど経過しました。去年や一昨年は振り返りなど考えていなかったのですが、今年は個人的には大きく動いたと思っているので、ちょっと振り返りをやりたいと思うのです。
あくまで、このブログに関する振り返りで、仕事を含めた内容については一切触れません。
2013年、何をやってたんだっけ?
だいたい、ブログに書いた内容と期間を図にすると、こんな感じになると思います。
ちなみに、この図に登場する要素のほとんどは、仕事と関係ありません…。
ま、それはさておき、このブログの書く内容に影響を大きく与えたのは、
というところですね。また、去年、一昨年に比べて、全体的にブログに投稿する回数が増えているのが特徴ですが、これはそれまでに比べて仕事が暇だったに過ぎないような…。
言語面では、変わらずScala中心ですが、代替にJavaを持ってくることが多くなりました。Groovyは夏くらいまでは登場していますが、それ以降は登場頻度が減っています。Clojureも一時的に再開しましたが、最近は少しScalaに絞り気味ですね。
全体的に言語やライブラリから、NoSQL系のコンテンツに流れ、自分がそれを理解するために書くエントリが多くなったので、今までこのブログを読まれていた方々には、もしかして面白くなくなったかもしれません。
*感覚的に、ブックマークしていただいた数は下がった気がしています
…以前から、面白かったかどうかは疑問ですが。
参考までに、これまではScala、Groovy、Clojureで単発テーマで「こんなの書いてみました」的なものと、sbt、Gradle、Leiningen、そしてMavenのような周辺ツールを使ったエントリが多かったと思います。少し長めに続いたのは、OSGiとNettyくらいだったかと。それでも、今年のものほど長い期間続いたテーマはなかったですけど。
では、もうちょっと掘り下げます。
Infinispanを使い始めたこと
今年のブログの内容に、間違いなく大きな影響を与えたのが、Infinispanを使い始めたことです。先ほどの図にも出ていましたが、2月に使い始めて、以降年内ずっとどこかしらでエントリに登場しています。
もともとは、分散キャッシュ的なものを探していて見つけたInfinispanですが、予想以上に興味を持ちました。以降、バージョンアップの話題もできる限り追いかけるようにしていますし、この絡みでブログ、Twitterでいくつかやり取りさせていただくこともありました。
Infinispanに興味を持ったことから、NoSQLへの興味が広がり、Apache Cassandra、MongoDB、Apache HBaseと別ジャンルのプロダクトについても回してみました。そして、Infininispanの検索の仕組みがLuceneだったことと、仕事でもLucene絡みは少しあるので、この理解を深めるためにLuceneもコンテンツに登場するようになりましたね。
ネットワーク周りを理解したくて、Clojureを持ち出してUDP/マルチキャストを勉強し始めたり、別のデータグリッドを試してみたくてHazelcastが登場したのも、この影響です。
Infinispanを使っていなかったら、今年のブログの内容はだいぶ変わっていたと思います。ここまで書いたように、今年書いたエントリの多くの要素は、Infinispanを使ったことによる触発から始まっているからです。
代償として、Scalaなどの言語自体に関するエントリの割合が、一気に下がってしまいましたけど。
TwitterとJava EE
ブログに書いた内容には直接影響しませんが、今年の4月からTwitterを始めました。「遅い!」というツッコミがありそうな気がするのと、今にしてみれば「もう少し早く始めておけばよかったなぁ」という気持ちでいっぱいです。
いろいろ情報を見れて、大変勉強になりました!
Twitterを始めて情報を追っていて、NoSQL関係についてもいろいろ勉強になったのですが、このブログに特に影響したのはJava EEだと思います。
Java EE 7は、かなりTwitter上でも盛り上がっていました。
自分は、正直なところWeb系のプログラムに興味もなく、データベース周りのコードも仕事以外であんまり書く気がありませんでした。事実、このブログでJava EE関連のエントリを書くまでは、これまでServletまでのエントリしか書いたことがありませんし、データベースを使ったエントリは1度しか(しかもPHP)登場していません。Java EEを追うとか、ないだろうなぁと思っていたわけです。
それがまあ、Twitterの盛り上がりで興味を持って、(ブログ上は)突然Java EEを始めることにしてみました。サーバはInfinispanときっと絡めるはず…と思い(ここでも、Infinispan)JBoss AS 7を選んだので、Java EE 6ですが。しかも、Scala。
結局、独自路線なのですが、これとTwitter上での交流の関係もあり「Java EE Advent Calendar 2013 - Adventar」にお誘いいただき、珍しく「何かに参加する」という目的でエントリを書くことになりました。
コードの用意やエントリ自体の執筆に、このブログ史上で1番時間をかけたものとなりましたが、参加して楽しかったです。良い経験になりました。
来年は、何をしよう?
まあ、ハッキリ決まっていません(笑)。
とはいえ、ボヤっとこんなことを思っています。
- Scalaの話題には、できる限り追従する
- 適度にInfinispan、Luceneに関するエントリを書く
- カラム指向のNoSQL(Casandra or HBase)を、もう少し使いたい
- Java SE 8は、リリースされたらチャレンジ
- WildFlyリリース後、Java EE 7にチャレンジ
というわけで、言語としては変わらずScalaを中心に据えつつ、適度にNoSQLで遊んでいきたいという感じですね。…今年と、あんまり変わらないかも。今年持ち出したテーマからは、絞る気でいますが。
あとは、後学のためにJava SE 8、Java EE 7を追っていこうと思っています。
もちろんこれまで通り、それまでのテーマとは全然関係ない小ネタみたいなものも書くと思いますよ。Groovy/Clojureを使ったエントリの割合は、さらに下がる気がしていますが…どうでしょう?
とまあ、こんな感じです。
今年は、本当にいろいろと勉強になりました。来年も、当ブログをご覧になる方々がいらっしゃったら、よろしくお願い致します。
それでは、良いお年を。