これは、なにをしたくて書いたもの?
MongoDBに対するクライアントツールを探していまして。
Web UI的なものがいいかなぁと思ったのですが、MongoDB自身が提供しているMongoDB Compassが良さそうだったので、
ちょっと試してみました。
MongoDB Compass
MongoDB Compassは、MongoDBの提供するGUIツールです。
ドキュメントは、こちら。
説明はこんな漢字で、MongoDBに格納したドキュメントの管理や検索、ビジュアライズ、インデックスの管理などを行うことが
できます。
MongoDB Compass is the GUI for MongoDB. Compass allows you to analyze and understand the contents of your data without formal knowledge of MongoDB query syntax. In addition to exploring your data in a visual environment, you can also use Compass to optimize query performance, manage indexes, and implement document validation.
RDBMSにあるGUIツールと、そんなに変わらなさそうな雰囲気ですね。
ドキュメントやダウンロードページを見ていると、Windows、macOS、Linux(Debian/Ubuntu、Red Hat Enterprise Linux)に
対応しているようです。
では、早速試してみましょう。
環境
今回の環境について。Ubuntu LInux 18.04 LTSを使います。
$ lsb_release -a No LSB modules are available. Distributor ID: Ubuntu Description: Ubuntu 18.04.5 LTS Release: 18.04 Codename: bionic
まずは、接続先のMongoDBから。4.4.0を使用します。
$ mongo --version MongoDB shell version v4.4.0 Build Info: { "version": "4.4.0", "gitVersion": "563487e100c4215e2dce98d0af2a6a5a2d67c5cf", "openSSLVersion": "OpenSSL 1.1.1 11 Sep 2018", "modules": [], "allocator": "tcmalloc", "environment": { "distmod": "ubuntu1804", "distarch": "x86_64", "target_arch": "x86_64" } }
また、このMongoDBは172.17.0.2というサーバーで動作しているものとします。
MongoDB Compassをインストールする
それでは、まずはMongoDB Compassをインストールします。
Ubuntu Linuxの場合はdebパッケージを使うので、こちらを使ってインストール。
$ curl -O -L https://downloads.mongodb.com/compass/mongodb-compass_1.21.2_amd64.deb $ sudo dpkg -i mongodb-compass_1.21.2_amd64.deb
そういえば、Linuxの場合はdebかrpmでしかインストールする方法がなく、tar.gzやzipでのインストールはできないんですね。
起動は、「mongodb-compass」で。
$ mongodb-compass &
こんな感じで、GUIが起動します。
「Start Using Compass」を押して、利用開始です。
MongoDB Compassを使ってみる
では、MongoDB Compassを使っていってみましょう。
MongoDBに接続します。
接続方法は、Connection Stringを指定する形になるので、詳細はこちらを参照、ですね。
主な操作に関するドキュメントは、こちら。
まずは、データベースやコレクションから。
データベースとコレクションを作成してみましょう。
データベースと
コレクションが作成されます。
まだドキュメントは入っていません。
ドキュメントの操作に関するドキュメントは、こちらです。
最初にドキュメントを登録してみましょう。
今回は、こんな感じで複数件のドキュメントを登録してみます。
[ { "isbn": "978-4873115900", "title": "MongoDBイン・アクション", "price": 3740 }, { "isbn": "978-4798045733", "title": "RDB技術者のためのNoSQLガイド", "price": 4980 }, { "isbn": "978-4897978871", "title": "NOSQLの基礎知識", "price": 2640 } ]
MongoDB Compass上では、こんな感じで入力します。
登録されました。
ドキュメントの表示に関するドキュメントは、こちら。
表示形式を変更することができ、テーブルやJSONの形式でも見ることができます。図は、テーブルの形式です。
最後に、ドキュメントを検索してみましょう。
こんな感じで、クエリを作成。
{ price: { $gt: 3000 } }
MongoDB Compass上は、FILTERの部分に指定します。
クエリ自体は、MongoDBのドキュメントを参照しましょう。
とまあ、こんな感じで使ってみましたが、けっこう簡単に使えそうで良いですね。
MongoDBを使う時のツールとして、覚えておきましょう。